日々雑感 2021年7月20日 野党よ、林芳正応援に結集せよ 東京五輪、三人目の大物役者が辞任、と音楽家小山田氏の辞任について海外の報道は半ば呆れて伝えている。国内では、コロナ第5波の到来にワクチン行政の滞り、西村大臣の酒類卸業への無配慮な通達など、右顧左眄する政府の哀れな姿がマ .....続きを読む→ 2021年7月3日 政治の季節 東京五輪が近づいている。首都圏のコロナ感染が第5波を予期させる中で、政権は祈るような気持ちで開催に向かっているはずである。 確かに、選手選考の競技を見るだけでも、スポーツの美しさ、力強さに心惹かれ、人々は一時的にせよ前 .....続きを読む→ 2021年6月10日 脱炭素は文明の終わり? 松井孝典 千葉工業大学学長(東大名誉教授)のお話を聴く機会を得た。先生はNHKの科学番組を立ち上げた学者としても有名である。今般は、地球システム論と地球文明との関係がテーマである。先生のご専門は地球物理学であるから、簡 .....続きを読む→ 2021年5月7日 ポツダム宣言受諾せよ ワシントンポストが5月7日、東京五輪は開催すべきではない、IOCの利益のためにバッハ会長は日本の開催を煽るが、日本は乗るべきではないと警告をした。先月、ニューヨークタイムスも同様の発信をしている。 アメリカの代表紙が日 .....続きを読む→ 2021年5月2日 日本の育児の失敗 日本の少子社会を招いたのは、若者の非正規雇用増加による結婚難、教育費用が掛かりすぎる、核家族化で育児負担が大きい、が原因の多くを占め、語り尽くされていると言ってよい。 しかし、もう一つ問題がある。育児哲学の揺らぎである .....続きを読む→ 2021年4月25日 新型コロナの不都合な真実と小池都知事 新型コロナウィルス(COVID-19)の感染を抑制するために、本日から4都道府県に於いて三度目の緊急事態宣言下に入った。マスコミは既に政府のやり方に対して厳しい。「後手、小出し、これで収まるわけがない」と専門家の口を使 .....続きを読む→ 2021年3月22日 下り坂の日本に疫病、地震そして水害 1月のIMFの予測によれば、コロナ後の経済成長率は、世界平均4%である。インド11%、中国8%、アメリカ5%、欧州4%、日本は3%。世界の経済強国の中で、日本だけが平均以下という試算である。日本のコロナ対策、オリンピッ .....続きを読む→ 2021年2月20日 子育て政策に科学を 「ヒトの発達の謎を解く」の著者である明和政子京大大学院教授のお話を聴く機会を得た。この欄で以前紹介した山極寿一元京大総長と同じく京大霊長類研究所で、チンパンジーとヒトの違いからヒトの発達を研究し、子育ての科学で大きな発 .....続きを読む→ 2021年1月16日 北極の夢 コロナで再び「鎖国」と「自粛」の体制に入る中、国内外の重要課題は置き去りにされた感がある。その一つが地球温暖化であろう。その温暖化の象徴が、いつも映像に現れる北極の氷の崩落だ。 此度、北極研究で知られる山口一東大大学院 .....続きを読む→ 2020年12月20日 WHOよ、日本よ、どうする? コロナ禍が越年することは明らかになった。欧州では再度のロックダウンが行われ、英米ではワクチンの接種が始まり成果を待つ。日本では、GO TOキャンペーンが批判され一時中止に追い込まれるとともに、政治家の「ルール違反」会食 .....続きを読む→ 2020年12月2日 恐るべし学術・教育軽視 日本学術会議の任命拒否問題は収まらない。そこへ安倍元総理の桜を見る会における虚偽発言が浮上し、菅総理の官房長時代の責任も問われている。菅総理の足元は既に崩れ始めた。 当初の「苦労人である令和おじさん」の好イメージは、周 .....続きを読む→ 2020年11月25日 隣は何する人ぞ コロナでテレワークになって初めて、近所の存在に気付いた人も少なくない。ゴミ出しで会った近所の男性の存在や生業を図らずも知ったりする。都会でもかつてはあった近所の年始参りやおすそ分けなどは消滅した。昔は当たり前だった、宅 .....続きを読む→ 2020年11月13日 自然科学における「家族」 コロナがもたらした外部経済の中でも、家族の価値の高まりは実感されていると言ってよい。家族は、家計を扱う経済学、家族社会学、文化人類学など主に社会科学分野の研究対象になっている。しかし、この度、ゴリラ研究の第一人者である .....続きを読む→ 2020年10月12日 真の問題は何? 日本学術会議 日本学術会議の会員候補6人を任命拒否したことが問題となっている。マスコミは自らの表現の自由につながる学問の自由を蹂躙したとして、菅総理を責める側に立つ。 橋下徹氏が任命拒否反対の女性論者を相手に、テレビで持論を放ったが .....続きを読む→ 2020年10月9日 長谷川先生の子育てスイッチ 総合研究大学院大学学長の長谷川真理子先生が、ご専門の進化生物学から考察した少子化の議論を聴く機会を得た。 動物の個体が一生の間に時間とエネルギーをどのように配分するかの研究によれば、体重が大きければ時間はゆっくり進み .....続きを読む→ 2020年9月10日 「不妊治療が少子化対策」は、男の視点 自民党総裁選候補者3人の討論会が始まった。全体的に目新しいことはないが、こと少子化対策については驚き、寒心に堪えない内容だった。石破氏は抽象的、岸田氏は通り一遍、菅氏は少子化対策の目玉として、不妊治療の保険適用化を挙げ .....続きを読む→ 2020年9月3日 自民総裁選 なぜ歴史を繰り返す? 自民総裁選は「出来レース」になった。菅官房長官を推す派閥の単純合計で決まった。勝敗の分らぬレースなら、菅氏は出馬しなかったろう。それほどに慎重であり、身の程を知る男である。 菅総理誕生に貢献した派閥は、人事権を獲得する .....続きを読む→ 2020年7月2日 コロナよりも長期トレンド 「毎日がコロナ」の日々が続いている。日本では、東京を始め第二次感染の到来を恐れつつも経済回復に政治は乗り出す。安倍政権は喫水線が上昇し、盛り上がらぬ都知事選をよそに、次の政権論が盛んである。 世界ではアメリカの大統領選 .....続きを読む→ 2020年6月18日 コロナが起こした格差拡大 争いは人を変える。病気は人を変える。そのアナロジーは、戦争は社会を変え、疫病は社会を変える。否、変えざるを得ない。 コロナが変えたもの。先ずは経済の縮小だ。そして格差の拡大である。テレワークをしつつ収入が保障される正規 .....続きを読む→ 2020年5月22日 ポストコロナ政権はいかに 風雲急を告ぐ。緊急事態宣言は一部を除き解除され、その一部も遠からず解除になることが安倍総理の口から伝えられた。疫病対策から経済回復へ舵は切られたのである。 コロナ発症数など数値が沈潜に向かっているのは事実だが、アジアや .....続きを読む→ « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 … 16 »