日々雑感 2023年2月17日 ジリ貧日本の処方箋 日本が一人当たりGDP、経済成長率、賃金水準において「先進国最低」であることは、最近になって、すっかり社会に定着した。かつて、欧米もアジア諸国も「なぜ日本は繁栄したのか」「日本の脅威」を声高に叫び、日本は喜んでマスコミ .....続きを読む→ 2023年1月27日 反対できない改革から始めよ 岸田首相は「哀れ」である。良識派のジェントルマンとして登場したはずが、党内保守派追随と朝令暮改に明け暮れた。政策のまずさは、一般にも分るレベルだ。「異次元の」少子化対策は笑止千万である。従来の枠組みの中で金額をいかにす .....続きを読む→ 2023年1月13日 Z世代の成人式 此度全国で行われた「成人式」は、多くの自治体が20歳の集いと名を打って、昨年施行された18歳の成人にこだわらなかった。コロナで成人式が行われていなかったこともあるが、「18歳は高校生で子供」の感覚が強いからだと思われる .....続きを読む→ 2023年1月1日 謹賀新年 混迷の世界情勢、ジリ貧の日本経済の渦中で、右翼の退去、左翼の崩落が明確になってきました。 昨年は安倍元首相暗殺を機会に150年余の長州足軽政治の終焉を観測し、ネポティズム(縁故主義)の政治に変化が予想されます。今度は、 .....続きを読む→ 2022年12月19日 我々は森でなく木だけ見ているのか 世界が中国と日本を取り残してパンデミックを終わらそうとしている今、課題はインフレ抑え込みと経済回復、気候変動の二つである。 気候変動はトランプの退場もあって、科学者たちの一致した叫びが地球温暖化阻止のさまざまの政策へと .....続きを読む→ 2022年12月12日 赤ずきんちゃん(岸田総理)、気を付けて 防衛費のために増税すると言う。岸田総理は、安倍国葬の後、安倍の背後霊にとりつかれて止まぬ。与党内の総理いじめは赤ずきんを被ってやり過ごそうとしている。赤ずきんとは安倍頭巾のことだ。赤ずきんちゃん、道草しているとオオカミ .....続きを読む→ 2022年11月25日 「西洋事情」離れ 幕末、福沢諭吉が書いた「西洋事情」は今風に言えばベストセラーだった。欧米文化を見聞きしたリアリティが書かれている。明治以降、お雇い外国人によって学問が、鹿鳴館時代には西洋文化が、西洋の列強に仲間入りしたい日本の治世にと .....続きを読む→ 2022年11月17日 父親の子育て文化 北欧は日本のはるか先を行く。1980年、コペンハーゲンでは、ミンクのコートを着た老人が街を出歩き消費者の代表であることを裏付けていた(当時の年金は高かった)。2006年、ストックホルムの街でベビーカーを押して歩くのは殆 .....続きを読む→ 2022年10月28日 岸田首相は戦う相手を間違っている 支持率が下がり、答弁が迷走し、山際大臣の更迭が遅きに失し・・岸田首相はまるで手負いのオオカミのようだ。1993年、宏池会の先輩宮沢喜一元首相が自民党に裏切られ引きずり降ろされたように、岸田首相にも同じことが起こりうる。 .....続きを読む→ 2022年10月7日 焦る岸田首相へ ようやく勝ち取った首相の座、そのあと衆議院選と参議院選に勝利を収めて勝者の政治を進めるつもりであった。その岸田首相に国葬と統一教会への対応に厳しい世論が向けられている。岸田首相の苦悩は息子を総理秘書官にしたことに現れて .....続きを読む→ 2022年10月1日 政治家と人の命 安倍元首相の国葬が終わった。運が悪いと言うか、エリザベス女王の荘厳な国葬の直後に行われた。賛否両論の中、盟友トランプも出席せず、目だった弔問外交は期待外れに終わった。それでも、菅前総理の弔辞が話題を呼び花を添えた。 菅 .....続きを読む→ 2022年9月1日 解決は議院内閣制を廃止すること 岸田総理に逆風が吹いている。自身もコロナ予後の青息吐息の中で「自民党と統一教会の関係を断ち切る」決意を述べた。しかし、大方の見方は「努力義務だろう、実効は上がるまい」だ。 自民党は、創価学会のみならず宗教の力を借りなけ .....続きを読む→ 2022年8月11日 自民党の運命は鎌倉殿 久しぶりに見る大河ドラマである。鎌倉殿13人は、脚本家三谷幸喜氏の才能躍如により、現代政治につながる面白さを伝える。 頼家と実朝は源頼朝嫡出の長男・次男である。二人ともいわば現代流の世襲政治家である。18歳で武士の棟梁 .....続きを読む→ 2022年7月19日 山上徹也容疑者は日本の安重根となるか 安倍元首相が凶弾に倒れ死亡した事件は日本を震撼させた。あな、恐ろしや、2022年はウクライナ侵攻にとどまらず前代未聞の大事件が又してももたらされる年となった。あたかもコロナ騒ぎで先送りされた気候変動問題が沸騰したかのよ .....続きを読む→ 2022年6月22日 量から質へ―教育と社会政策 参院選は国政評価の機会を提供する。これに合わせて岸田内閣の経済政策である「新しい資本主義」と「骨太」が公表された。前者は中長期計画、後者は予算編成方針だが、一般の評価はそこそこである。 今回は防衛費と物価高が争点になり .....続きを読む→ 2022年6月11日 一億総「病名あり」の時代 2021年、世界で初めて、内閣府に孤独・孤立対策担当大臣が設けられた。「政府は孤独死など放っておきませんよ」とのメッセージを発したわけだが、「これって、結婚しろ、子供を産め、というメッセージと同じくらい私的領域に踏み込 .....続きを読む→ 2022年5月10日 日本の財産を守る 日本の2%に迫る物価上昇は、言うまでもなくロシア侵攻が引き起こしたエネルギー価格、穀物価格の上昇が連鎖した現象であり、日銀は「決していいインフレではないが、金融緩和政策は継続する」と明言している。ピークアウトに向かうコ .....続きを読む→ 2022年4月7日 量より質を求めよ、保育所対策 高齢化社会、高齢社会、超高齢社会とは、高齢者が総人口に占める割合が夫々人口の7%、14%、21%を占める社会と定義される。定義は明快で、日本は、高齢社会に達した1995年頃から介護保険法に取り組み、少数者のための福祉制 .....続きを読む→ 2022年3月27日 幸福とは何か ロシアの侵攻により安寧の生活を追われたウクライナ人にとって、今は、日々の何気ない幸福の日々を取り戻すのに必死であろう。そんな中で、去る3月20日は国連の定めた国際幸福の日であったが、幸福のテーマで語る余裕は世界にない。 .....続きを読む→ 2022年3月10日 燕雀鴻鵠 史記に「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」とあるそうだ。つばめやスズメなど小物は、おおとりや白鳥など大物の志が分からないと解される。我々のほとんどは小物だ。毎日のマスコミの報道を鵜飲みにし、世界のどこかの大物の意図や策略は .....続きを読む→ « 1 2 3 4 5 6 7 … 16 »