日々雑感 2025年10月30日 どこへ向かう船出なのか 高市総理大臣が就任し、トランプ米大統領との初の首脳会談を行った。マスコミは一斉に「成功」を伝える。高市総理のはしゃぎぶりには少々辟易だが、国民の受け止めも概ね好感だ。米側は日本が今後アメリカに投資する約束の80兆円を最 .....続きを読む→ 2025年9月24日 トランプ大統領と総裁選候補者 自民党総裁選が行われている。「それが何?」。マスコミの報道も候補者の集票状況や政策項目の整理をしているものの、高揚感は伝わってこない。昨年の総裁選と比較してもさらに低迷していると言わざるを得ない。なぜなら、解党的出直しの .....続きを読む→ 2025年9月8日 総裁になっても総理はやるな ついに石破首相が総理大臣を降りることになった。新総裁は、国民民主党等と組んで安定政権を目指さねばなるまい。その場合、総理の席は他党に譲るべきだ。コップの中の嵐と言われた石破降ろしの動きは、民意をますます自民党から遠ざけ、 .....続きを読む→ 2025年8月28日 大泉博子ホームページの新装開店 お待たせしました。大泉博子ホームページの再開です。これまでどおり、トップページには、政治関係を、特別連載ではテーマを追いかけて公開していきます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。大泉博子続きを読む→ 2025年7月21日 若者の力でルビコン川を渡った 参院選の結果は、与党の死、野党第一党の慢性病による死の床を意味する。新たに、参政党が生まれ、兄貴に当たる国民民主と共に新たな政治の産声を上げた。 参政党は、いかんせん、粗削りで危険思想も含む。しかし、筆者はここ数年、党首 .....続きを読む→ 2025年7月7日 不毛な議論の参議院選挙 参議院選挙が始まった。争点は給付か消費税減税かの与野党対峙だ。しかし、参議院が政府を替え、直ちに政策の変化を起こすわけではない。其れよりも、良識の府とも言われた参議院の役割をますます矮小化する選挙戦となった。物価高対策を .....続きを読む→ 2025年5月29日 先端科学は哲学を求める 過日、兵庫県にある高度光科学研究センターを訪れた。ここには、スプリング8及びSACLAと呼ばれる高性能の加速器システムがあって、放射光計測による先端科学の研究が行われている。スプリング8は世界四大放射光施設の一つとして数 .....続きを読む→ 2025年4月25日 トランプ大統領の焚書坑儒 驚いた。筆者は、長らく、ウクライナ戦争の火付け役であって行き過ぎた多様性政策推進のバイデン政権に代わるトランプ政権に期待していた。それが関税政策の右顧左眄に次いで、反ユダヤ主義とレッテルを張ったハーバードなどトップ大学、 .....続きを読む→ 2025年3月12日 ミッシング人口 インド人のノーベル経済学賞受賞者であるアマルティア・セン教授は、インドの男女出生比率が極端に男が多い事実(男1000に対し女929 2021年)に対し、ミッシング・ウーマン(失われた女性)と呼んだ。 男系社会インドでは、 .....続きを読む→ 2025年2月6日 てなもんや三度笠 1960年代のテレビ人気番組に、藤田まこと主演の「てなもんや三度笠」があった。江戸末期と思われる時代設定で、藤田まこと演じるあんかけの時次郎と旅の道連れチビの珍念が道中で巻き起こすドタバタ喜劇だ。 その珍念をニックネ .....続きを読む→ 2025年1月2日 謹賀新年 2025年、新たな年を迎え、お慶び申し上げます。 年末に閣議決定された一般会計予算は115兆円。1972年度、筆者が社会人に踏み出した年の予算は11兆4千億円。たまたま「いい世に走る」の語呂合わせで当時の予算額を覚えて .....続きを読む→ 2024年12月26日 何も変わらない、で良いのか 少数与党の臨時国会が閉幕した。国民民主党の主張を慮り103万円の壁を123万円に引き上げ、政策活動費は廃止したが企業・団体献金は将来の課題に引き延ばしたことは、やれやれ従来の自民党らしいやり口だ。これに抗えぬ野党のだら .....続きを読む→ 2024年11月27日 多党化時代の政治 2024年は選挙の年だった。都知事選、総選挙、兵庫県知事選は従来とは次元の異なる結果をもたらした。さらに、アメリカ大統領選挙もまた異彩を放つ「出来栄え」であり、日本にも選挙とは何か、民意とは何かの大きな影響を与えた。 .....続きを読む→ 2024年10月28日 誰が保守を担うのか 総選挙の結果は大方の予想通りになった。与党過半数割れである。選挙終盤の裏金議員への二千万円支給が決定打となった。自民党の身内びいき、温情主義が仇になった。 特別国会での首班指名まで政党間の駆け引きが続く。維新、国民民主 .....続きを読む→ 2024年9月29日 安倍政治の終焉 与党内野党の石破茂が、5回目の挑戦で総理の座を勝ち取った。勝つべくして出馬した高市早苗の顔は蒼白であった。この結果の意味は、単純に、安倍政治の終焉であると筆者は観る。 安倍政治の正統な後継者高市は、政治とカネをはじめとす .....続きを読む→ 2024年8月27日 やめてけれ やめてけれ、やめてけれ、やめてけーれ、ジコジコ(自民党総裁選候補)国民は政治とカネの真の決着を求めているが、それを言っちゃあ、党内で選ばれることはないから、憲法だ、経済だとテーマを取り繕った総裁選なら、少なくも国民の前に .....続きを読む→ 2024年7月28日 忘れ物が多い岸田政権 バイデン大統領がハリス副大統領に「譲位」を決定したのは、日本の政治に影響を与えないだろうか。高齢者には調子のよいときと悪いときが交互にくるので、たまたま調子の悪いときにトランプとの討論対決があったのは、バイデン大統領の .....続きを読む→ 2024年6月27日 失われた東京 浅草の浅草寺は外国人でいっぱいだ。初詣などは、日本人よりも多く、参拝に並ぶ行列からは、さまざまのアジアの言語が聞こえてくる。外国人は「安い、安い」と喜び、円安で伝統ある東京滞在を楽しむ。 他方で、虎ノ門ヒルズや麻布台ヒ .....続きを読む→ 2024年5月17日 新たなフロンティアと国益 過日、白山義久京大名誉教授のお話を聞く機会を得た。題は「国家管轄権外区域の海洋生物多様性(BBNJ)の保全及び持続可能な利用に関する新協定」についてである。 耳慣れない題であるが、簡単に言うと、公海の資源保全の協定とい .....続きを読む→ 2024年4月26日 党首を替えよ 衆議院補欠選挙が迫っている。総選挙の前哨戦と呼ばれるが、否、結果は既に明らかである。自民党は負ける。 そこで、岸田首相の破れかぶれ解散につながるとの見方が強い。岸田首相は、国政よりも自民党よりも、自らの保身を優先する。 .....続きを読む→ 1 2 3 4 5 … 16 »