日々雑感 2018年9月10日 少子化政策の提言 標記について、あるシンクタンクに提出した文章を、容認を得て掲載することにしました。右アイコンからアクセスしてください。続きを読む→ 2018年9月7日 子供の「自由」 昨日、内田伸子お茶大名誉教授の話を聴く機会を得た。題は「子供の養育環境改善の提言」。発達心理学を専門とする先生が長年に渡り着実な研究を積み上げた「子育てと教育の在り方」議論だった。 内容を概括すると、子供の脳の発達によ .....続きを読む→ 2018年8月12日 地球の裏側から 国連NGO団体の御厚誼で、ブラジル・サンパウロに行く機会を得た。サンパウロは2002年、サンパウロ大学のシンポジウムに招かれて以来、16年ぶりである。 16年前、在日の日系ブラジル人の年金掛け捨て問題がテーマで、日系人 .....続きを読む→ 2018年7月30日 安倍政権と官僚・天皇 文科省の行政が停滞している。言うまでもなく、重なる幹部の逮捕である。司法の裁きがあるまでは、「だから、文部省は・・」というのは早い。 文科省や厚労省のような非経済官庁は、経済官庁と違って、なべて人材はおとなしく、仕事も .....続きを読む→ 2018年7月18日 成育基本法ーもうひとつの少子化対策 昨日、日本小児科医会名誉会長の松平隆光先生のお話を聴く機会を得た。先生は来年の通常国会での成立を望む成育基本法に期待をかけている。 もう10年以上も前から、医師会等を中心に小児保健法の検討が行われ、途中から、「胎児から .....続きを読む→ 2018年7月13日 海洋国家日本は続くのか 世界で一番肉を食べるのがアルゼンチンならば、一番魚を食べるのは日本である。だから、日本は海洋資源の研究開発に力を入れてきた。しかし、現在、海洋科学の予算を減らしているのは、世界で日本とロシアだけという情報がある。他方で .....続きを読む→ 2018年7月11日 医食同源 一昨日、農業・食品産業技術総合研究機構の山本万里先生の話を聴く機会を得た。機能性農産物の開発研究を明快に、多岐にわたってご教示頂いた。超高齢社会で高齢者及びプレ高齢者の関心を集め、市場の需要も高い分野である。 内臓脂肪 .....続きを読む→ 2018年7月5日 日本の貢献 昨日、篠田英朗東京外大大学院教授のお話しを聴く機会があった。先生は、国連カンボジア暫定統治機構を始め、紛争現場での数多くの経験を積み、学究の道に入った。リアリストであり、歯切れがよい。 1992年、日本で国連PKO協力 .....続きを読む→ 2018年6月26日 次の革命? 昨日、物財研の坂東義雄エグゼクティブアドバイザーからナノテクの発展についてお聴きした。坂東先生はカーボンナノ温度計を開発された最先端の学究である。この温度計はカーボンナノチューブの新しい応用で、「世界最小の温度計」とし .....続きを読む→ 2018年6月21日 広井教授の「夢人口」 広井良典京大教授の近著「持続可能な医療」は、サイエンス、政策、ケア、コミュニティ及び社会保障の観点からの論理的な現状分析の後に、死生観としての医療が書かれている。この最後の部分に、もともと科学史・科学哲学を専門とする彼 .....続きを読む→ 2018年6月11日 忙中閑 明日の米朝会談が迫って、報道はこの件で大忙しだ。少し前までは、一連のセクハラ騒動で忙しかったが、まさにのど元は過ぎた。したがって、昨日の新潟県の知事選は、大きなニュースに押されて全国版にはならなかった。 前知事の買春問 .....続きを読む→ 2018年5月23日 夢のケイ素 過日、産総研触媒化学融合研究センターの佐藤一彦センター長によるレクチュアを拝聴した。化学のイノーベーションに夢が持てる陶然としたお話だ。 ケイ素はガラスの材料だが、この地球上で、酸素に次いで多い元素である。つまり、無尽 .....続きを読む→ 2018年4月26日 おかしなことは誰が変える? 北朝鮮の核放棄宣言は誰もが嘘だと思っている。トランプにとって、今回の米朝交渉は、アメリカのためであり、日本の利益のためではないと誰もが感じている。日米貿易交渉では、安倍さんのトランプに対する「神通力」の終わりを呈した。 .....続きを読む→ 2018年4月15日 永田町墜落、霞が関崩壊 近頃、どの会合に行っても、森友・加計問題に言及して、官僚の質低下が問われる。我々団塊世代が入省したころ、幹部は「日本も経済が良くなって、良い人材が民間に流れ、官僚の質が低下した」とよく言われたことを思い出す。 しかし、 .....続きを読む→ 2018年3月7日 新連載 新連載「リベラーチェ アット ハート(天才ゲイの人生)」を始めました。右のアイコンからアクセスしていただければ幸いに存じます。続きを読む→ 2018年2月28日 政治は科学を評価できるか 前回、オゾン層破壊予知でノーベル賞を受賞したマリナ・マリオ教授の「気候変動の神話」を記した。そのあと、地球物理に関して2つの研究会での話を聴く機会を得た。一つは、防災科学技術研究所の藤原広行研究部門長による最新の .....続きを読む→ 2018年2月25日 気候変動神話 今般、1995年ノーベル化学賞受賞者であるマリオ・マリナ カリフォルニア大サンディエゴ校教授の「地球の環境病に対する処方箋」と題する講演を聴く機会を得た。彼のノーベル賞は、CFC(過フッ素化炭化水素化合物(スプレ .....続きを読む→ 2018年2月7日 老い 昨日、ニューヨーク株式市場で暴落が報道された時、もしや、と心を曇らせた人も多いのではないか。エコノミストは、株価の調整時期と見る人が多いが、来年以降はリーマンショック並みの金融破綻がないとは言えない。世界の景気が .....続きを読む→ 2018年1月30日 Society 5.0 総理が議長を務める総合科学技術・イノベーション会議の常勤議員である元東北大教授の原山優子氏からSociety 5.0(ここでは5.0と略す)の実践についてお話をお聞きした。 5.0の定義は第5期科学技術基本計画によれば、 .....続きを読む→ 2018年1月22日 西部邁氏の死を悼む 音楽家の不倫・引退会見、相撲界の再びの不祥事、北朝鮮の平昌五輪参加、いつもの喧(かまびす)しい報道の一方、西部邁氏の多摩川入水自殺は殆ど伝えられなかった。 神経系の病に侵され、頭脳明晰は変わらぬものの、先生は死を予 .....続きを読む→ « 1 … 4 5 6 7 8 9 10 11 12 … 16 »