日々雑感
辛口ばかり
昨日、国連婦人デーは女性団体の集まりに呼んでいただき、「女性だから輝けること」の演題でお話し申し上げた。1990年代の男女共同参画全盛時代に比べると、2000年以降は女性の社会進出は逡巡している状況である。制度上の進展が少ないだけでなく、社会においても「背伸びしない生き方」が受容されている。
女性、とりわけ若い女性の保守化は長いデフレによる倦怠感が影響している。来月の消費税引き上げがデフレ回帰にならないよう願っているが、まだまだ政治が社会に夢を与えられる状況にはない。
本日は、評論家八幡和郎氏のお話を聴く機会を得た。辛口で知られる八幡氏は、職業経験を持たない二世議員と松下政経塾出身をバッサリ切って、国難を乗り切るのは、ほかでもない、政治家の資質を少なくとも欧米並みに上げることが必要だと主張した。然り、である。
残念ながら、どこを見ても、辛口の批評しかできない昨今の状況ではある。