日々雑感

解散風に向かって

 寒い北風ならぬ解散風が吹いて、既に冬将軍が訪れた。日本の経済は寒さに震えあがっている。国民の生活を放っておいて、政治の都合だけで解散するのを良しとする人はいない。
 消費税引き上げによって消費行動が冷却し、少しづつ減らされる社会保障に不安が募る。円安は中小零細企業の経営を困難にし、農業はコメの値段の極端な低下で生産意欲を失っている。来年度予算でこの状況をどうするのかが問われているのだから、本来なら政策に打ち込むべきときだ。
 しかし、集団的自衛権容認から憲法改正までを目標とする現政権は、今後4年間のフリー切符を手にしたいらしい。されば、筆者も、健全なる抵抗勢力となるべく戦いに挑まねばならぬ。
 アベノミクスに欠けている視点は、社会保障、中小企業、農業である。その展望と充実を掲げて、戦う。健全で実務をよく知る新たな政治勢力をつくってみせたい。

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