日々雑感

時代変革の足音が聞こえる

 幕末も、太平洋戦争末期も、こんな、せわしい足音が聞こえてきたのだろう。人々の心が足早に進む中、権力にしがみつく人間は悠長に歩き続けている。人々が現況を否定し、新しい時代へ進む中、権力者たちは、未だに国民の足音を聞いていない。
 「コロナ対策のやり直し」「ほかの先進国並みの経済成長」。人々は叫ぶ。あたかも、太平洋戦争末期に叫んだように、「コロナという戦争を早く終結せよ」「国民は経済的に精神的に疲弊しきっている」と、声高に、現在の為政者は出ていけと伝えているのだ。
 菅総理が総裁選に勝てば、自民党の無条件降伏、国はコロナ焦土が待っている。永田町だけの論理で、下界を見渡すことも怠り、自己利益を守ろうとするは悪政の極りだ。平然と彼を支持する輩も同罪だ。能力のない者は能力のない大勢になにがしかの金を送り、味方を作る。河井法相夫妻事件がその例である。
 総裁選はぜひとも岸田文雄に勝たせるべきだ。彼の率いる宏池会ナンバー2は林芳正。言うまでもなく、民の声が耳に入らない連中相手に、自民党に弓を引く人物だ。岸田・林政権の実現しか合理的選択はないと筆者は観る。

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