日々雑感

謹賀新年 2022年

 新年おめでとうございます。
 オミクロン株の登場で、世界はコロナ禍のトンネルを抜けられないまま新年を迎えました。経済回復の兆しが見え、コロナが惰性に陥りつつあるのも観測されますが、他方で、心を病み、経済的に苦境に立ち、子供の教育が困難になるなどの問題が顕在化しています。
 国民の安寧と健康、所得の向上と福祉を目指す岸田政権は強面の安倍・菅政治を塗り替えていくでしょう。党内の谷垣グループや麻生派を吸収しながら岸田首相の属する宏池会政治は、長く続けば欧米に立ち遅れた経済成長と労働生産性をより良い方向に乗せることができるかもしれません。
 切れ者の茂木幹事長は竹下派を率い、宏池会政治にパワーをもたらす存在ではないかと考えられます。幸いにも消えてくれた二階氏と甘利氏、影響力低下の安倍氏を追いやって、岸田首相が真ん中の道を堂々歩いていけるかは、人材を過たずに使いこなすことにかかっています。野党は学知が危うく、政局は遠のいています。
 今年も、この欄では、政治、少子化、科学政策などのトピックを中心に書いていくつもりです。連載のQUADとともにご愛顧くださいますと望外の喜びです。
 2022年、日本が活躍できますように。皆様の安定した生活が実現されますように。

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